SLEEP × 三機四調 | SURVEY LOGIC(図解)

アンケートロジック ─ 図解でわかる「水の鏡」判定

30問に答えると、何が・どう決まり・次に何へ進むのか。用語・なぜ・選択肢・流れを図で示す。出典:mibyo_prg ロジック v2.2。

0. まず用語(ひとことで)

この資料に出る言葉を、先に「ひとこと」でつかむ。

用語集
用語意味ひとことで言うと
三機四調水を鏡に未病を読み、薬草で調える理論「不調の原因を水から逆算する地図」
未病病名はつかないが体にサインが出た状態「病気の一歩手前
四調(気・血・精・水)自分で調えられる4対象(表現層)ハンドル。動かせる」
三機(自律神経・ホルモン・免疫)直接いじれない3制御系(制御層)OS。裏で効いている」
水の鏡水の異常は気血精の異常の影、という原理「水は映すだけの受動体」
水滞/陰虚/痰湿水が 溜まる/枯れる/濁る の3兆候「水の3つの壊れ方
寒/熱代謝が 冷え/ほてり に傾く修飾「体の温度の偏り
argmax候補のうち最大を採る(閾値なし)一番強いやつを選ぶ」
閾値ある点数以上で「あり」と判定する線合格ライン(=3点)」
9パターン水タイプ×寒熱の組合せ「行き先の9部屋
君臣佐使主薬・臣薬・佐薬・使薬の役割構成「処方のチーム編成

1. なぜ「水」を見るのか(なぜなぜストーリー)

問いを下へ掘っていくと、30問の意味が腑に落ちる。

出発点:「なんとなく不調」を、勘ではなく論理で読み解きたい。
↓ なぜ「水」から読む?
体の6割は水。しかも水は自分で動けない受動体。気が動かし、血が潤し、精が温めて初めて巡る。
↓ 受動体だと、なぜ都合がいい?
水の乱れは、その裏で気・血・精のどれかが崩れた「影」。原因(四調)を逆算できる。
↓ なぜ「影」を見ると早い?
痛みも病名もまだない段階で、水には先にサインが出る未病を捕まえられる。
↓ だから何をする?
結論:水の状態(溜・枯・濁)+温度(寒・熱)を30問で読み、原因(四調)→ 制御系(三機)→ 処方へ一直線につなぐ。

2. 全体像(包括)─ どこを触り、何が裏で動くか

外側=直接いじれない「三機(OS)」、内側=自分で調える「四調(ハンドル)」。水はその四調の

三機(制御層 / OS) 自律神経・ホルモン・免疫 ── 直接コントロール不可
四調(表現層 / ハンドル) 気=動かす・血=潤す・精=温める(能動)
水(鏡・受動) 気血精の異常を映す
水滞|溜
むくみ・重だるさ
陰虚|枯
乾き・ほてり
痰湿|濁
痰・頭重・肌荒れ

読み方:水(内側)のサインを入口に 四調の原因へ、さらに 三機の波及へと外へ遡る。整えるのは内側(四調)、回復を促す先は外側(三機)。

3. 時系列フロー ─ 回答してから処方まで

左から右へ「時間の流れ」。各ステップで何が決まるか

STEP 1 | 問診
水の鏡 30問
5群を採点 → 水タイプ×寒熱=9パターン
STEP 2 | 原因
四調を特定
決定木A/B/C → 気虚/気滞/血虚/精虚
STEP 3 | 波及
三機を判定
決定木D/E/F → 自律神経/ホルモン/免疫
STEP 4 | 処方
君臣佐使
主薬/臣薬/佐薬/使薬 → カプセル
回答時間の流れ →処方

この資料が扱うのは STEP1(30問→9パターン)。STEP2〜4 は op/model.html 参照。

4. STEP1 の枝 ─ 30問が「2つの問い」に分かれる

30問は 水の質(タイプ)温度(寒熱) の2系統。判定方式が違うのがポイント。

水の鏡 30問(5群を採点)
▼ 2系統に分岐
問い A
どの「壊れ方」が一番強い?
判定=argmax(閾値なし・相対最大)。低くても傾向はある=未病。
水滞
Q1–6 / 最大6
陰虚
Q7–12 / 最大6
痰湿
Q13–18 / 最大6
同点なら「一番つらいのは?」とクライアントに確認。
問い B
温度はどちらに偏る?
判定=閾値 ≥3(合格ラインを越えたら採用)。
Q19–24 / ≥3で「寒」
Q25–30 / ≥3で「熱」
なし
両方<3=早期
両方≥3は強い方を採用(同点は確認)。

なぜ方式が違う? 水タイプは「3つのうち相対的にどれ」を見たいのでargmax。寒熱は「偏りがあると言えるか」を見たいので閾値。「なし」は異常ではなく方向未定の早期

5. 対比 ─ 似て非なる「水の3タイプ」と「寒・熱」

違いを並べると取り違えにくい。

水滞|溜まる
水が動かず停滞。サインむくみ・重だるさ・雨で不調・軟便裏の原因(四調)気虚・精虚
陰虚|枯れる
潤いが不足し乾く。サイン乾燥・口渇・ほてり・寝汗・硬便裏の原因(四調)血虚・精虚
痰湿|濁る
水が汚れ粘る。サイン痰・ネバつき・頭重・肌荒れ裏の原因(四調)気虚・気滞
寒|冷え
代謝が落ちる方向。行動のサイン厚着・温飲を選ぶ・湯船・靴下就寝判定Q19–24 が ≥3
熱|ほてり
代謝が上がる方向。サイン暑がり・冷飲を好む・のぼせ・口内炎判定Q25–30 が ≥3

6. マトリックス ─ 水タイプ × 寒熱 = 9パターン

2つの問いの答えを掛け合わせると、行き先の「部屋」が決まる。淡い背景=寒熱の偏りがない早期

なし(早期)
水滞
冷えて溜まる
滞り(早期)
溜まって熱
陰虚
陰陽両虚
潤い不足(早期)
乾いて熱
痰湿
濁って冷え
濁り始め(早期)
濁って熱

⑨(陰虚×寒)は高齢者の陰陽両虚等で実在する正規パターン。各パターンの状態・次チャートは下表。

9パターン 一覧(状態 → 次の四調チャート)
#パターン状態四調チャート
水滞 × 寒水が冷えたまま溜まっているA(気虚→精虚)
水滞 × 熱水が溜まって熱を持っているA(気虚→精虚)
水滞 × なし水の流れが滞っている(早期)A(気虚→精虚)
陰虚 × 熱水が足りず熱を冷ませないB(血虚→精虚)
陰虚 × なし身体の潤いが足りない(早期)B(血虚→精虚)
痰湿 × 寒水が濁り、冷えて流れにくいC(気虚→気滞)
痰湿 × 熱水が濁り、熱を持っているC(気虚→気滞)
痰湿 × なし水が濁り始めている(早期)C(気虚→気滞)
陰虚 × 寒水が足りず芯から冷えている(陰陽両虚)B(血虚→精虚/腎陽虚)

7. パターンから先へ ─ 9部屋が3チャートへ合流

9パターンは、水タイプ別に3つの四調チャートへ束ねられる(包括+枝)。

水滞 ①②③
→ チャートA
気虚 → 精虚(動かす・温める力)
陰虚 ④⑤⑨
→ チャートB
血虚 → 精虚(潤いを配る・生む力)
痰湿 ⑥⑦⑧
→ チャートC
気虚 → 気滞(浄化する力・流れ)
▼ さらに(STEP3)
主因に応じ 三機(自律神経/ホルモン/免疫) を確認 → 君臣佐使 で処方(op/model.html

8. 付録:水の鏡 30問

各問 true / false。5群×6問。

水の鏡 設問一覧(30問)
No設問
水滞(溜)/Q1–Q6
水滞Q1朝起きると顔や手がむくんでいる
Q2夕方になると足がむくむ、靴がきつくなる
Q3雨の日や湿気の多い日に身体が重い、体調が悪い
Q4お腹がチャポチャポする、水が溜まっている感じがする
Q5便が軟らかい、形が崩れやすい、下痢ぎみ
Q6身体が重だるい、動くのが億劫
陰虚(枯)/Q7–Q12
陰虚Q7肌が乾燥する、粉をふく、かゆい
Q8口や喉がよく渇く、水をよく飲む
Q9夜になると顔がほてる、手足の裏が熱い
Q10寝ている間に汗をかく(寝汗)
Q11便がコロコロして硬い、出にくい
Q12目が乾く、ショボショボする
痰湿(濁)/Q13–Q18
痰湿Q13痰がよく絡む、喉に何かが詰まっている感じがする
Q14口の中がネバネバする、味がおかしい
Q15頭が重い、霧がかかったようにぼんやりする
Q16吹き出物や肌荒れが治りにくい
Q17お腹がぽっこり張る、食後に特に苦しい
Q18体重が増えやすい、痩せにくい
寒(冷え/行動軸)/Q19–Q24
Q19夏でも長袖や羽織りものが手放せない
Q20温かい飲み物・スープを意識的に選ぶことが多い
Q21湯船にしっかり浸からないと体調がすぐれない
Q22靴下を履いて寝る/腹巻き・カイロを使うことがある
Q23冷たい飲食物(氷・アイス・冷ビール等)を意識的に避けている
Q24冷えで生理痛・頭痛・肩こり・腹痛が悪化することがある
熱(ほてり)/Q25–Q30
Q25顔がほてる、暑がり
Q26冷たい飲み物を好む
Q27のぼせやすい、上半身だけ熱い
Q28口内炎ができやすい、喉が痛くなりやすい
Q29汗っかき、少し動いただけで汗が出る
Q30夏がとにかく苦手、暑い季節に体調を崩しやすい

9. 判定アンケート(どのヤクミンを出すか決める質問票)

処方(どの君臣佐使カプセルを出すか)を決めるための初回アンケート。属性・スクリーニング・水の鏡30問・主訴を取る。飲んでからの効果を測る「専用ウェブアンケート」は別物op/stats-logic.html)。

回答方法の共通ルール
・必須回答(未入力は送信不可)/選択式を基本/数値は範囲制限。
・水の鏡30問は各問はい/いいえの2択。属性は処方の修飾(年代・性別・月経)と禁忌判定に使う。
① 属性・スクリーニング(初回のみ)
質問回答方法選択肢・範囲
年代単一選択〜29歳/30〜49歳/50〜64歳/65歳〜
性別単一選択女性/男性/回答しない
月経の状態単一選択月経あり/閉経/該当なし
妊娠・授乳の状態単一選択妊娠中/授乳中/妊活中/該当なし
服用中の薬複数選択+自由記述抗うつ薬/抗凝固薬/血圧の薬/糖尿病の薬/その他/なし
持病複数選択高血圧/腎臓/肝臓/糖尿病/なし
強い症状の有無受診の要否判定はい/いいえ大きないびき・無呼吸を指摘された/日中に強い眠気で困る

妊娠・授乳・妊活、服用中の薬、強い症状は禁忌・医療連携のスクリーニングに使う。該当時は処方から除外、または受診を勧め対象外とする(op/model.html §3・§5)。

② 水の鏡 30問(初回)─ 9パターン判定の入力
質問回答方法選択肢・範囲
水の鏡 30問各問 2択(トグル)はい/いいえ(30問・5群×6問。設問一覧は「8. 付録:水の鏡 30問」に掲載)
③ いまの睡眠の悩み(初回)
質問回答方法選択肢・範囲
最も気になる睡眠の悩みは?単一選択寝つきが悪い/夜中に目が覚める/早く目覚める/深く眠れない/いびき/無呼吸/歯ぎしり等/日中の眠気/眠る時刻のずれ/不安で眠れない

出力=9パターン判定 → 君臣佐使の処方候補(op/model.html §1・§4)。飲んでからの効果測定は別アンケート:服用時の専用ウェブアンケート=op/stats-logic.html