SLEEP × 三機四調 | DOMAIN & VALIDATION MODEL

睡眠処方モデル ─ 策定版
(飲める睡眠サプリ 開発の論理土台)

本モデルの土台は三機四調理論である。GOC様(顧客)は本講座の履修者であり、製品・判定・処方はすべてこの共通言語で表現する。睡眠の主訴を「水の鏡」で読み取り、四調(気・血・精・水)→ 三機(自律神経・ホルモン・免疫)へ遡って原因を特定し、君臣佐使の構成で「飲める睡眠サプリ(カプセル)」へ落とす。効果は統計で裏づける。

※注意:睡眠レポートの「5大メカニズム」と三機四調は別系である(§6で対応づけ)。妊娠・相互作用・医療連携は Fail Fast 条件として処方から自動制御する。

FOUNDATION ─ SANKI-SHICHO0. 三機四調 ─ 理論の土台(顧客の共通言語)

三機四調は、身体の水を「鏡」として未病の兆候を読み解き、根拠ある薬草調整を導く理論。四調=表現層(ハンドル・自分で調えられる)三機=制御層(OS・直接コントロールできない)。三機の乱れは四調に現れ、四調を整えることで三機の回復を促す。

表0-1四調(表現層/ハンドル)─ 気・血・精・水
四調(インデックス)性質役割乱れの状態(本モデルで扱う区分)
能動推動力 ── 動かす気虚(推動力の不足)/気滞(推動力の渋滞)
能動滋養力 ── 潤し運ぶ血虚(滋養力の不足)/瘀血(滋養力の渋滞)
能動温煦力 ── 温め生かす精虚(腎陽虚=温める火が弱い/腎陰虚=冷却水が枯れる)
受動鏡 ── 全ての異変を映す水滞(溜)/陰虚(枯)/痰湿(濁)=STEP1の入口
表0-2三機(制御層/OS)─ 直接コントロールできない3制御系
三機(インデックス)司る働き乱れの現れ方
自律神経系血管収縮拡張・内臓運動のスイッチ交感↑:不眠・緊張・動悸・発汗・頭痛肩こり/副交感↓:胃もたれ・下痢便秘・食後の強い眠気
ホルモン系基礎代謝・性機能・長期エネルギー維持月経不順・PMS悪化・ほてり冷え共存・起床困難・年齢的変化
免疫系異物排除・炎症制御・粘膜バリア低下型:風邪・口内炎・帯状疱疹/過剰型:アレルギー・慢性炎症
核心原理:水の異常は、気・血・精の異常の影。まだ痛みも病名もないが、水にはもう出ている ── これが未病。三機四調は未病を扱い、疾病の治療は代替しない。
STEP1 水の鏡30問アンケート → 水タイプ×寒熱=9パターン
STEP2 四調特定決定木A/B/C → 主因・副因(気虚/気滞/血虚/精虚)
STEP3 三機判定決定木D/E/F → 自律神経/ホルモン/免疫+医療連携
STEP4 君臣佐使処方主薬/臣薬/佐薬/使薬 → 飲める睡眠サプリ

STEP 1 ─ MIRROR OF WATER1. STEP1 水の鏡 ─ 30問 → 9パターン

クライアントが回答する30問(各 true/false)。水タイプ=水滞/陰虚/痰湿の argmax(閾値は使わず相対最大、同点はクライアント確認)。寒熱=閾値3の修飾。組合せで9パターンに分類する。

表1-1水の鏡 スコアリング群(30問の配点)
群(インデックス)設問最大判定方式意味
水滞Q1–Q66argmax候補水が動かず溜まっている(むくみ・重だるさ・水様便)
陰虚Q7–Q126argmax候補水が足りず枯れている(乾燥・口渇・寝汗・硬便)
痰湿Q13–Q186argmax候補水が汚れて濁っている(痰・ネバつき・頭重・肌荒れ)
Q19–Q246閾値 ≥3代謝低下による冷え(行動軸質問)
Q25–Q306閾値 ≥3代謝亢進による過熱(ほてり・暑がり・のぼせ)
表1-2寒熱修飾ルール(閾値3)
条件(インデックス)判定
寒≥3 かつ 熱<3
熱≥3 かつ 寒<3
寒≥3 かつ 熱≥3max(寒,熱)。同点はクライアントに「冷えとほてり、どちらがつらい?」で確認
寒<3 かつ 熱<3なし(異常なしではなく、方向未定の早期未病。水そのものの調整に集中)
表1-39パターン分類(水タイプ × 寒熱)
#パターン状態次STEP(四調チャート)
水滞 × 寒水が冷えたまま溜まっているA(気虚→精虚)
水滞 × 熱水が溜まって熱を持っているA(気虚→精虚)
水滞 × なし水の流れが滞っている(早期)A(気虚→精虚)
陰虚 × 熱水が足りず熱を冷ませないB(血虚→精虚)
陰虚 × なし身体の潤いが足りない(早期)B(血虚→精虚)
痰湿 × 寒水が濁り、冷えて流れにくいC(気虚→気滞)
痰湿 × 熱水が濁り、熱を持っているC(気虚→気滞)
痰湿 × なし水が濁り始めている(早期)C(気虚→気滞)
陰虚 × 寒水が足りず芯から冷えている(陰陽両虚)B(血虚→精虚/腎陽虚)

⑨は v5.2 で正規パターンに昇格(高齢者の陰陽両虚・慢性消耗で実在)。水タイプargmaxの同点は client_preference(一番つらいのは?)で確定。

STEP 2 ─ FOUR ADJUSTMENTS2. STEP2 四調の特定 ─ 決定木 A/B/C

水がなぜその状態になったか、裏の気・血・精を決定木で特定。重症度の高い方を主因、もう一方を副因とする(同等なら気虚を主因=水を動かす力が最も直接的)。

表2-1四調ルーティング(水タイプ → 探索する四調)
水タイプ(インデックス)チャート探索対象理論的根拠
水滞(①②③)A気虚 → 精虚水を動かす推動力(気)と温める力(精)の不足
陰虚(④⑤⑨)B血虚 → 精虚潤いを届ける血と、潤いを生む精の不足
痰湿(⑥⑦⑧)C気虚 → 気滞浄化する気の不足(気虚)と流れの詰まり(気滞)
表2-2四調の乱れと主症状(決定木の判定材料)
状態(インデックス)定義主な症状
気虚推動力の不足疲れやすい・息切れ・声が小さい・食後の眠気・風邪をひきやすい
気滞推動力の渋滞イライラ・ため息・胸脇の張り・喉の詰まり・ストレスで体調変動
血虚滋養力の不足めまい・立ちくらみ・顔色白い・爪割れ・髪パサつき・月経量減少
精虚温煦力の消耗腰だるさ・白髪急増・性欲低下・夜間頻尿/腎陽虚=芯の冷え、腎陰虚=夜間ほてり+寝汗

STEP 3 ─ THREE CONTROLLERS3. STEP3 三機の判定 ─ 決定木 D/E/F

四調の乱れが、どの制御系(OS)へ波及しているかを判定。共通の最終分岐で免疫系を確認する。

表3-1三機ルーティング(STEP2主因 → 確認する三機)
STEP2 主因(インデックス)チャート確認する三機
気虚 / 気滞D自律神経 → 免疫
血虚E自律神経 → ホルモン → 免疫
精虚Fホルモン → 免疫
表3-2医療連携の境界ルール(Fail Fast)
条件(インデックス)フラグアクション
婦人科・内分泌科で指摘あり医療連携 検討受診歴を確認し必要に応じ連携
ホルモン失調が明確医療連携 検討医療機関受診を提案
免疫異常が重度医療連携 必要薬草調整と並行し受診を強く推奨
急性症状・疾病の疑い
(いびき/無呼吸/著明な過眠 等)
判定対象外医療機関への紹介を最優先。テスト・処方から除外

STEP 4 ─ PRESCRIPTION4. STEP4 君臣佐使処方 ─ 9パターン処方表

判定結果を君臣佐使の役割構造で処方へ落とす。これが「飲める睡眠サプリ」の配合候補(formulation)の母体。

表4-1処方の役割構造(君臣佐使)
役割(インデックス)意味選択基準
主薬(君)最重症の判定に対応水タイプ × 寒熱に直接対応
臣薬(臣)四調(エンジン)の弱りに対応STEP2 の主因/副因に対応
佐薬(佐)三機(OS)への調整STEP3 の判定結果に対応
使薬(使)全体を調和させる処方全体のバランス(基本=ジャーマンカモミール)
表4-29パターン別 君臣佐使処方(主因=四調/波及=三機)
パターン四調(主因)三機(波及) 主薬臣薬佐薬使薬
① 水滞×寒気虚・精虚自律神経(副交感↓)茯苓/桂皮人参/よもぎ黄耆/陳皮ジャーマンカモミール
② 水滞×熱気滞自律神経(交感↑)茯苓/枇杷の葉陳皮/まいかい花いちょう葉/桃の葉ジャーマンカモミール
③ 水滞×なし気虚自律神経(軽度低下)茯苓/陳皮人参/黄耆よもぎジャーマンカモミール
④ 陰虚×熱血虚・精虚ホルモン(低下)枸杞子/枇杷の葉当帰/桃の葉まいかい花/ローズマリージャーマンカモミール
⑤ 陰虚×なし血虚ホルモン(軽度低下)枸杞子/当帰人参/まいかい花ローズマリージャーマンカモミール
⑥ 痰湿×寒気虚・気滞免疫+自律神経(低下)陳皮/桂皮茯苓/よもぎ黄耆/人参ジャーマンカモミール
⑦ 痰湿×熱気滞免疫(誤作動・炎症)陳皮/枇杷の葉まいかい花/いちょう葉桃の葉/紅花ジャーマンカモミール
⑧ 痰湿×なし気虚・軽度気滞免疫+自律神経(軽度低下)陳皮/茯苓黄耆/まいかい花ローズマリージャーマンカモミール
⑨ 陰虚×寒血虚・精虚(腎陽虚)ホルモン+自律神経(低下)枸杞子/桂皮当帰/よもぎ人参/黄耆ジャーマンカモミール

出典:mibyo_prg proposal_flow_v5.json(9パターン君臣佐使)。配合比・用量は試作で決定し、統計検証(§7)で寄与を推定する。

HERB PALETTE / MODIFIERS / SAFETY5. 薬草パレット・修飾・禁忌

表5-1薬草パレット(届け方=生薬飲み/生薬蒸し)
薬草(インデックス)四調分類届け方主な作用使用パターン
茯苓調水飲み利水・健脾・安神①②③⑥⑧
桂皮調精(温)蒸し温陽・散寒・通経①⑥⑨
人参調気飲み大補元気・健脾①③⑤⑥⑨
よもぎ調気(温)蒸し温経・散寒・止血①③⑥⑨
黄耆調気飲み補気・昇陽・固表①③⑥⑧⑨
陳皮調気飲み理気・燥湿・化痰①②③⑥⑦⑧
枇杷の葉調水(涼)蒸し清肺・化痰・降逆②④⑦
まいかい花調気蒸し理気・解鬱・活血②④⑤⑦⑧
いちょう葉調血蒸し活血・通絡②⑦
桃の葉調血(涼)蒸し清熱・活血・潤肌②④⑦
枸杞子調精飲み滋補肝腎・明目④⑤⑨
当帰調血蒸し補血・活血・調経④⑤⑨
ローズマリー調気飲み醒脳・通経・巡り補助④⑤⑧
紅花調血蒸し活血・通経・散瘀
ジャーマンカモミール調和(使薬)飲み調和・鎮静・抗炎症①〜⑨ 全
表5-2修飾ルール(属性で処方を補正)
属性区分(インデックス)補強する機能
ライフステージ〜29歳気滞をほぐす/ホルモン安定
30〜49歳気を補う/血を補う/ホルモン安定
50〜64歳精を補う/瘀血を流す/更年期サポート
65歳〜精を補う/潤いを保つ/老化を緩やかに
性別女性ホルモンを安定させる
男性精を補う/気力を底上げ
月経状態月経あり月経サポート
閉経更年期サポート/精を補う
表5-3妊娠・授乳・妊活の禁忌と代替(Fail Fast 除外+差替)
状態(インデックス)禁忌薬草(除外)注意薬草医療連携
妊娠中紅花・桂皮・よもぎ・川芎・山査肉・桃仁・牛膝当帰・ローズマリー・人参urgent(主治医必須)
授乳中麦芽・紅花・川芎人参・桂皮recommend
妊活中紅花・川芎・山査肉・桃仁よもぎ・桂皮notice
表5-4代替薬草マップ(禁忌時の差替先・抜粋)
禁忌薬草(インデックス)代替代替の作用
桂皮生姜(飲み)温めて水を動かす(妊娠時も比較的安全)
よもぎ陳皮(飲み)胃腸の水捌けを助ける
紅花ローズヒップ(飲み)穏やかに巡らせる
当帰クコの実(飲み)潤いと血を緩やかに補う
牛膝代替なし除外のみ

SLEEP DOMAIN BRIDGE6. 睡眠ドメイン接続 ─ 睡眠レポート(65茶)の取り込み

既存の睡眠レポート(4大別13課題 × 5大メカニズム=65茶)は、三機四調と別系の知識資産。本モデルでは ① 睡眠主訴を STEP1 の入力に重ねる、② 5大メカニズムを四調・三機へ写像する、③ 65茶を君臣佐使カプセルの素材候補へブリッジする、の3点で接続する。

表6-1睡眠主訴(13課題)→ 三機四調 判定への入力対応
睡眠課題(インデックス)親和する水タイプ/四調の例三機の主たる波及
入眠障害・中途覚醒気滞/気虚・血虚(神が静まらない)自律神経(交感↑)
早期覚醒・熟眠障害陰虚・精虚(潤い/土台不足)ホルモン(コルチゾール・メラトニン)
いびき・無呼吸痰湿(気道の濁り・むくみ)免疫/医療連携 ※器質的疾患は対象外
日中過眠・時間帯のズレ気虚・痰湿/水滞自律神経・ホルモン(体内時計)
認知メンタル(不安・焦燥)気滞(肝気鬱結)・血虚自律神経(交感↑)+ホルモン
表6-2睡眠レポート「5大メカニズム」→ 三機四調 への写像
5大メカニズム(インデックス)三機四調での位置接続の考え方
M2 気血水精四調(ほぼ同義)気・血・精・水としてそのまま STEP1–2 に統合。
M1 ホメオスタシス三機:自律神経系深部体温・自律神経・睡眠圧=自律神経OSの調整対象。
M4 薬理三機:自律神経/ホルモン+薬草作用GABA・セロトニン・メラトニン=薬草の作用機序として佐薬選択に反映。
M3 細胞ゲノム三機:ホルモン系(体内時計)時計遺伝子・メラトニン位相=ホルモンOSの揺らぎとして扱う。
M5 栄養四調の土台(脾胃=気血の源)トリプトファン・B群・ミネラル=補気補血の食養として臣薬・生活指導へ。
ブリッジ規則:65茶の各レシピ(睡眠課題×機序)は、対応する9パターンの君臣佐使へ再編して採用する。共通生薬(茯苓・陳皮・桂皮・人参・枸杞子・当帰・カモミール 等)を骨格に、睡眠特化の素材(タルトチェリー=メラトニン、酸棗仁=徐波睡眠、ラフマ/パッションフラワー=GABA 等)を佐薬として加える。

PRODUCT DATA & VALIDATION7. 製品データモデル ─ カプセル化・統計検証・Go判定

提案の3層(設計C1/物理・検証C2C3/エビデンスC4C5)に対応。判定結果(assessment)→ 配合候補(formulation)→ 試作(prototype)→ 在宅テスト(response)→ Go判定の順で資産化する。

表7-1エンティティ assessment(三機四調 判定結果)
属性(インデックス)備考
answers[30]boolean[30]STEP1 回答。
scores{水滞,陰虚,痰湿:0..6; 寒,熱:0..6}群別スコア。
water_typeenum(水滞,陰虚,痰湿)argmax。
thermalenum(寒,熱,なし)閾値3。
pattern_idenum(①..⑨)9パターン。
primary/secondary_cause四調+severity(軽/中重)STEP2。
autonomic/hormone/immune三機の状態STEP3。
medical_referralenum(不要,検討,必要)必要/対象外は Fail Fast
sleep_complaintenum(13課題)睡眠主訴(§6で入力)。
表7-2エンティティ formulation / prototype(配合候補と試作)
属性(インデックス)備考
herbs[](君臣佐使)array<{name,role,ratio,dose}>主薬/臣薬/佐薬/使薬。禁忌は除外・代替差替
deliveryenum(飲み,蒸し)→カプセル製品形態はカプセル(飲める)。
stateenum(S0葉,S1粉砕,S2充填,S3化後)状態遷移。S3到達で試作完了。
fill_weight_cvfloat(%)充填重量のばらつき(CV)。
disintegration_minfloat(分)崩壊時間。
palatability5段階飲みやすさ(官能)。
appearance_ngbool外観(割れ・欠け)の有無。
lab_loop_countintラボ試作。3回まで投資内。
表7-3統計検証モデル ─ 睡眠満足度を主目的変数に配合寄与を推定
要素(インデックス)内容
主目的変数睡眠満足度(5段階リッカート=順序尺度)
副次目的変数入眠潜時/中途覚醒回数/起床時爽快感
受容性不快感の有無/継続購入意向
説明変数生薬配合比・用量・服用タイミング・被験者属性(パターン/ライフステージ等)
数理モデル順序ロジスティック回帰(満足度↔配合)/重回帰・主成分(症状集約)/混合効果モデル(個人差×前後反復)
調査設計専用Webアンケートアプリ/HUT(在宅)/ベースライン↔服用後 前後比較/社内→顧客の2段階回収/p<0.05+効果量
表7-4Go 判定モデル(全軸クリアで量産 Go)
判定軸(インデックス)Go 基準由来層
睡眠満足度5段階中 3.8 以上エビデンス
受容性(不快感)不快感回答率 5% 以下エビデンス
物理適性規格内(充填重量ばらつき・崩壊時間・飲みやすさ・外観)物理・検証
統計的有意p < 0.05 かつ十分な効果量エビデンス
納品完全性仕様書・統計レポート 納品 100%全層
assessment水の鏡→四調→三機
+睡眠主訴
formulation君臣佐使
+禁忌除外
prototypeS0→S3
物性適性
responseHUT・2段階
前後比較
go_decision5軸判定
→技術仕様書

本モデルの土台=三機四調(mibyo_prg)。知識源=op/sleep-report.html。実行工程=plan/0630-impl-plan.html